落語の中の言葉269「平井権八と幡隨院長兵衛」 十代目桂文治「湯屋番」より 文治師匠は、平井権八が幡隨院長兵衛のところで居候をしていたことから、居候のことを江戸では「権八」と言ったと話しています。幡隨院長兵衛と平井権八の話は広く知られていたようです。しかし これは芝居等によって広まったもので、実在した平井権八と幡随意院長兵衛を結びつけて作り上げた物語であって、小野小町… コメント:0 2024年08月10日 平井権八 幡随院長兵衛 続きを読むread more
雑話17「和語と漢字」 漢字は中国語を表記するための文字ですが、日本では古代から和語を表記するために利用してきました。多くは和語の内容にほぼ同じ内容を表す漢字をあてています。「あめ」には「雨」、「かぜ」には「風」のように。 しかし中には別の内容を表す漢字をあてている場合もあります。魚介類が多いようです。例えば、 和語 漢字 あわび … コメント:0 2024年07月20日 和語 漢字 続きを読むread more
落語の中の言葉268「鼠小僧」 十代目桂文治「お血脈」より 落語には泥坊の咄も多くありますが、錚錚(そうそう)たるところは出てきません。この咄には珍しく石川五右衛門が登場します。信濃の善光寺から血脈の御印を盗み出す役を務める者を選ぶところに、日本の有名な泥坊の名前が出てきます。袴垂保輔、熊坂長範、石川五右衛門、それに鼠小僧次郎吉です。袴垂保輔以外は実… コメント:0 2024年06月30日 鼠小僧 獄門 引廻し 続きを読むread more