"落語"の記事一覧

落語の中の言葉277「悋気の火の玉」

   八代目桂文楽「悋気の火の玉」より 天保四年1833刊の桜川慈悲成作・香蝶楼国貞画『延命養談数』に次の話が載っています。   怪談 これハむかしよしハら江戸町にかづさや何がしとてふうきにくらす人あり。只こうしよくものにて、中あふミやのはなざとといふ女郎を身うけして、みのわにかこひおきける。かづさやの女ぼう、ほのかにしり…
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落語の中の言葉276「落語に出てくる狂歌」

 落語には時々狂歌が出てきます。僅かですが詠んだ人の名前の出てくるものもあります。   庭に水新し畳伊予すだれ 数寄屋縮に色白のたぼ                蜀山人(五代目柳家小さん「青菜」)   西日さす九尺二間に太っちょの 背なで児が泣くままが焦げつく                蜀山人(同「青菜」)   まだ青い素人…
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落語の中の言葉275「お歯黒どぶ」

     古今亭志ん生「首ったけ」より  かつて、落語の中の言葉80「お歯黒」続で、 「首ったけ」(五代目古今亭志ん生)でお歯黒どぶのことを「あのお歯黒どぶてエものは、汚ねエのなんのって、真っ黒だから、お歯黒に似ているからお歯黒どぶという」といっているが、二千人以上の遊女がお歯黒をするのであるからどぶが真っ黒になって当然である。…
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